【50代からの乾燥対策】すねの粉吹き、年のせいと諦めないで!専門家が教える「尿素クリーム」の賢い選び方

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みなさん、こんにちは!医薬品登録販売者のみちるです!

常連客のキヨミさん(50代):
みちるさん、こんにちは! 最近、すねがカサカサしはじめてきたのよね。ストッキングや黒いズボンを脱ぐと、内側に白い粉がついてて…。特にかゆみはないんだけど、見た目がアレじゃない?これって、どうにかならないものかしら?

みちるさん:
キヨミさん、いらっしゃいませ!かゆみがなくて、粉を吹いている状態は、お肌が乾燥しているサインなんですよ。では今日は、私たち50代の多くが同じように感じている『すねの粉吹き』の根本的な原因から、ドラッグストアで迷わないためのクリームの選び方まで、一緒にじっくり見ていきましょう。

今回は、ドラッグストアでもおなじみの『尿素クリーム』がテーマです。この記事を読んで、ご自分にぴったりのケア方法を見つけちゃいましょう!

医薬品登録販売者:みちる
医薬品登録販売者:みちる

▼「医薬品登録販売者」って?
「医薬品登録販売者」とは、一般用医薬品(市販薬)の約9割を販売でき、お客様へのご相談に応じられる国が認めた医薬品の専門家です。薬剤師と違って薬の調剤やすべての市販薬の販売はできませんが安心してご相談ください。

はじめにお読みください:この記事でのお約束
本格的なお話に入る前に、ひとつだけお約束です。
この記事は、皆さんの日々のセルフケアのヒントになる情報をお届けするものですが、特定の病気の診断や治療を目的としたものではありません。もし、膝や腰に痛みがあったり、持病をお持ちだったり、健康に不安のある方は、必ずかかりつけのお医者様にご相談の上、運動などを試してくださいね。
あなたの体を一番に考えて、無理なく進めていきましょう!

どうして「すね」ばかりカサカサになるの?

キヨミさん:
そういえば顔や腕はそうでもないのに、どうして『すね』だけ粉をふくのかしら?

みちるさん:
そうそう、不思議ですよね。でもね、それにはちゃんとした理由があるんです。一言でいうと、すねは『皮脂の砂漠地帯』だからなんですよ。この図でもわかるようにすねだけでなく腰回りも乾燥しやすいんです。うちの息子は冬になると腰回りが粉吹きします。

全身の乾燥しやすい部位:ケラチナミンサイトより引用

 

アシスタント:ナビ助
アシスタント:ナビ助

ナビ助: 皮脂は肌うるおいを守る「天然のクリーム」!
その分泌が極端に少ないすねは、もともと水分が蒸発しやすくて乾燥して角質がめくれやすいんです。


特にすねは、ズボンやストッキングとの摩擦で、肌のバリア機能が弱りやすいんです。乾燥がすすむとかゆみなど、肌トラブルが起きやすくなってしまいます。そうなる前にしっかり保湿してあげることが大切です。

保湿が大事、といっても普通のボディクリームを塗っても、粉吹きにはあまり効果的とはいえません。ここが、今回の最大のポイント。普通のボディクリームで水分や油分を『補う』だけでは、すねの粉吹きには不十分なことが多いんです。なぜなら、粉吹きの正体は、乾燥して硬くなってしまった『古い角質』だからです。

乾燥肌のしくみ:ケラチナミンサイトより引用

つまり、うるおいを与えるだけでなく、このゴワゴワした古い角質自体にもアプローチする必要がある、ということです。

医薬品登録販売者:みちる
医薬品登録販売者:みちる

みちる:そこで登場するのが、今日の主役『尿素』!尿素は、保湿するだけでなく、この硬くなった角質を柔らかくしてくれる、まさに一石二鳥の働きを持つ成分なんです!

専門家が解説!「尿素」が粉吹き肌に効く2つの理由

キヨミさん:
ええ! だから『尿素クリーム』なのね。ただの保湿クリームとは役割が違うんだ…。その尿素って、具体的にはどんな風に働いてくれるのかしら?


尿素には、他の保湿成分にはない、大きく2つの働きがあります。
1つ目は、肌のゴワゴワを『柔らかく』する働きです。そして2つ目は、肌の水分を『引き寄せる』働きです。尿素は肌の中にある水分をがっちり掴んで離さない性質があるので、高い保湿効果が続くというわけです。粉吹きの正体は、古くなって硬くなった『角質』。尿素には、この硬いタンパク質を分解して、肌をなめらかにする効果が期待できるんです!

尿素のはたらき:ケラチナミンサイトより引用

【ここが知りたい!】ドラッグストアの「尿素20%主流」問題

キヨミさん:
よし、尿素クリームを買いに行こう!と行ったら、お店には『尿素20%』って書いてある製品がほとんどで…。肌がデリケートになってる50代乾燥肌には刺激が強すぎないか心配なんだけど、どうなの?

みちるさん:
ちょっと躊躇してしまいますよね。私たち50代の乾燥したすねには20%は使えないの?…っていうと、そんなことはなくて、使い方に少しだけコツがいるんです

アシスタント:ナビ助
アシスタント:ナビ助

ナビ助:ここでポイントです! 尿素20%は角質を柔らかくする力が強いので刺激を感じる可能性もゼロではありません。だからこそ、毎日漫然と塗るのではなく、目的を持って使うのが正解なんです!

各メーカーさん、ひじ・ひざ・かかとのような特に硬い部分への効果を考えて、パワフルな20%を主力製品にしているようです。
具体的には、粉吹きが特に気になる時に、数日間集中的に使う、という方法がおすすめです。そして、肌の状態が落ち着いてきたら『尿素10%クリーム』のようなマイルドな製品に切り替えて、日々の保湿に使う。このように『攻め』の20%と『守り』の10%で使い分けるのが、良いかなと思います。


注:2025年11月現在で尿素10%製品はアトリックスとファイントゥデイのものしか見つけられませんでした。
ですので、粉吹きが落ち着いたら、尿素配合製品にこだわらずにお好みのボディクリームで保湿をするのが最善かなと思います。お肌のバリア機能を守ることが大事です!

【実践編】尿素クリーム、効果を最大にする正しい使い方

キヨミさん:
せっかく塗るなら、一番効果的な方法を知りたい!塗り方とかあるの?

みちるさん:
もちろんです!ポイントは『お風呂上がりの10分以内』!肌がまだ潤っているうちに塗ることで、水分をしっかり閉じ込めることができます。そして大切な注意点が一つ。かき壊してしまった傷や、ひび割れがある場所は避けて塗ってください。傷などにしみたり、刺激になってしまうことがあります。クリームを塗るときは、ゴシゴシと刷り込むのではなく、肌の上に優しく置いて広げるように塗ってください。摩擦は乾燥を悪化させる原因にもなります。

まとめ:みちるさんから、キヨミさん、そして読者のみなさんへ

キヨミさん:
今日も勉強になった! 粉吹きの理由も理解できたし、クリームの塗り方もわかった。これでもう粉吹きで困ることはなさそう!

みちるさん:
それは良かったです。今日のポイントをもう一度おさらいしましょう。

 

  • すねの粉吹きは、皮脂が少なく乾燥しやすい場所だからこそ起こる。
  • 尿素は『角質を柔らかくする』『水分を引き寄せる』働きで粉吹きに効果的。
  • 主流の『20%』は粉吹きが気になる時の集中ケアに。
  • 見つけられたら『10%』は毎日のマイルドな保湿に。賢く使い分けるのがコツ。
  • 塗るタイミングは『お風呂上がり10分以内』に、優しく広げるように

すねの乾燥は、私たち世代の多くが抱えるお悩みです。乾燥がすすむとかゆみや炎症など肌トラブルが起こりやすくなってしまいます。そうなる前に、自分の肌に合った正しいケアを知ることで、きっと今よりずっと快適に過ごせるようになります。今年の冬こそ、カサカサ粉吹きのストレスから解放されて、おしゃれも存分に楽しんでくださいね。応援しています!

引用・参照サイト

【免責事項】

記事は医薬品に関する情報提供を目的としており、医学的な診断や治療に代わるものではありません。ご自身の判断で服薬を中断したり、用法・用量を変更したりせず、症状に不安がある場合は必ず医師または薬剤師にご相談ください。

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